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そもそも欠陥住宅の定義はなんであろうか? 私たち設計者側からの意見では,「設計図および設計仕様書」道りに施工しない建築物をいう.又は建築基準法を守っていない仕様のまたは施工されているものを欠陥住宅といっていいと思う. 阪神大震災などでも教訓となったが,普段の生活で何も問題が無くても,台風,地震の時に問題が発生するのはあきらかに欠陥住宅である. |
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ある友人に頼まれて,新築の建て売り住宅を見に行ったことがある.あまりにもひどい物件なのだが,あきらかに売ろうとする不動産屋が悪い.しかし手を貸している設計者と施工業者がいることも事実だ.この3社が手を組んでいたらもう手の着けようがない.私はその事件以来絶対に建て売り住宅は買わないようにとアドバイスをするようになっている.その時の不動産業者の言い分がひどかった.少なくとも人が生活する家を売るのであれば,(少なくとも)人間としてのモラルを持ってもらいたい. もし,購入したいと思っている人がいるならば,まず金融公庫の融資物件であるかどうかが生命線のような気がする.金融公庫の検査があるので,申請した図面道りに施工し検査済証を取得していないと融資がうけられないからだ.民間融資の場合,確認申請を出し許可をもらうだけで,あとは用済み!.現場では提出したのとは別の図面が用意され,やりたい放題変えていく.建物の高さも形状も変えてしまうこともある. 本来は工事の完了時に検査を受け「確認済証」を発行してもらうのが法治国家で生きる我々のモラル.行政に問題があるのだが,今まで確認申請を許可した物件がどうなっているか.工事が完了したかは,見て見ぬ振りをしてきたのである.同じく銀行もそうだ.違反物件に堂々と融資をすること自体,違法であるはず.
不動産業者いわく,「確認だけ出してあれば十分でしょ」「検査済証なんてもらったってなんにも意味ないんだから」「確認申請どおり建てた建物なんて今までやったことがないよ」これは私が直接聞いた発言. このような連中のプロデュースする建築物が,欠陥でないはずがない.自信が確信に変わった瞬間である.一日も早く,これらに関わった人間が罰せられるような法治国家になって欲しい物である. 「売る業者」「仲介する業者」「融資する銀行」「黙認する役所」「購入する者」どれをとっても確信犯だ.だれも「待った」の声を掛ける人がいない.実は日本はやりたい放題の国なのだ. |
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・木造3階建てなどは,構造の関係で1階に駐車場が取りにくいことが多い.申請では駐車場がとれず,自転車置き場という空間にして,筋交いなども取り去り駐車場にしてしまう. ・防火上の規定を無視し,石膏ボードの2重張りは1枚張りにする. ・隣地,道路に面するような窓などは,(防火のために)網入りガラスでないといけないのに安い透明ガラスになっている. ・キッチンの壁でタイル張りの下地をベニヤ板で施工してしまう. どれも,構造や防火的な問題を全く考えない違法行為です. |